
【メリーランド州ヘイガーズタウン発】 グリーンからブルー、パープル、ブラックへと色を変化させるレザーが開発された。
この4月、ニューヨークで開催された2003年ニューヨーク・オートショーでの発表以来、2004年限定モデルの SVT ムスタング・コブラ・ミスティクロムは、至るところで大いに注目を集めてきた。ガーデン・ステート・タンニング製の特別仕様レザーシートが奏功して、絶えず色が変わる車体塗色だけでなく、その内装もまた衆人の注目を集めた。
ムスタング・コブラは、ガーデン・ステート・タンニング製の「色が変化する」特注レザーシートを搭載した初めての車だ。
ガーデン・ステート・タンニング社(GST)の社長兼 COO(最高執行責任者)、マーク・D・レッチャーは次のように説明する。「新型コブラの外装と同じようにダイナミックに色が変わるレザーをつけるという難題を持ちかけてきたのは、フォード社のほうでした。色が変わる技術は、塗料レベルではすでに完成していました。液体中で粒子を浮遊させるもので、特殊な用途向けに開発されたものです。しかし、レザーのような天然素材で試みた人は、今まで誰もいませんでした。」
ガーデン・ステート・タンニングは、特殊な皮革処理工程を開発することによって、ミスティクロムカラーのレザーを作り出すという難題に取り組んだ。このミスティクロムカラーのレザーは、光干渉顔料を使うことによって車体塗色の変色パターンを再現する。(平均の大きさが17ミクロンという微粒子から成る)この種の顔料は、無色の5層フィルムで構成されている。この薄膜の層を重ねると、ゆらめくように色が変わる。
フォードで色・材質担当シニアデザイナーのアラン・エグリーは次のように言う。「1996年に初めて変色するコブラをデザインしたときの反応といったら、それはもう大変なものでした。新型モデルには、ひときわ目立つ、何か刺激的な特徴が欲しかったのです。当社がそのようなデザインを実現する目的を達成するために、ガーデン・ステート社はあらゆる手を尽くして応援してくれました。色が変わる車体デザインを内装でも実現したガーデン・ステート製のレザーは、自動車業界における従来の技術を革新する上で大きな貢献になりました。」
レッチャーは次のように付け加えた。「得意先にとって完全な製品を作り出すためなら、当社の科学者や設計技師、製革業者、取引先メーカーのすべてを動員して、何があっても頑張ります。市場でひときわ目立たせるユニークな方法を生み出すために得意先とともに仕事をするのは、当社の社風として最も大切なことです。」
ガーデン・ステート・タンニング社について (www.gstautoleather.com)
メリーランド州ヘーガーズタウンに本社を置くガーデン・ステート・タンニング社(GST)は、世界最高級の自動車シート用皮革製品のメーカーとして、約70年の長きにわたって名声を博してきた。究極の品質、美的感覚ならびに耐久性を追求するガーデン・ステート社のブランドは、次々と世界の高級車メーカーをとりこにしてきた。技術革新と開発力で業界をリードする GST のエンジニアと各種技術のエキスパートは、得意先である自動車メーカー各社と協力し合って、次世代のレザーシートの考案・設計・開発に取り組んでいる。トヨタ、レクサス、アキュラ、BMW、クライスラー、フォード、ホンダ、いすず、リンカーン、マツダ各社の多数の車が、ガーデン・ステート社の銘板を携えている。